dBpoweramp CD Ripper 設定 5-画面上部の設定( Secure Ripper Options )

個人的に記録として残しているものです。

万が一、参考にされる方がいらっしゃる場合は、自己責任でお願い致します。

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・Secure Ripper Options の設定

 Ultra Secure 

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 Ultra Secureの設定値は、使用している光学ドライブがC2ポインターのサポート有無によって異なる。

 公式サイトでは

  光学ドライブがC2ポインターサポートありの場合

   Minimum Ultra Passes   → 1

   Maximum Ultra Passes  → 2

   End After Clean Passes → 1

  光学ドライブがC2ポインターサポートなしの場合

   Minimum Ultra Passes   → 2

   Maximum Ultra Passes  → 4

   End After Clean Passes → 2

 上記の様な設定をするように説明されている。

 使用している光学ドライブは「サポートあり」のため、以下の通りとする。

   * Minimum Ultra Passes   → 1

   * Maximum Ultra Passes  → 2

   * End After Clean Passes → 1

 

 Individual Bad Frames 

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 不良セクションが発生した場合の、再読込回数の設定となる。

 この設定も光学ドライブがC2ポインターサポート有無により設定が異なる。公式サイトでは

 ・サポートありの場合は大きな値へと変更することは可能である。(任意の値)

 ・サポートなしの場合は値を増やすことは推奨されていない。

 上記の様に説明されている。

  * 値を変更せず、34のままとする。 

 

Drive Read Cach 

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 光学ドライブのキャッシュの値検出となる。

 公式サイトでは、傷のない異なるCDを3枚から4枚を使用することを推奨している。

 又、キャッシュの値を検出することは非常に難しいとも記載されているため、必ず成功するとは限らない。

 やり方としては、傷のないCDを高額ドライブにセット、緑枠内のf:id:knke09:20190909140309p:plainをクリックすると、

 以下の様な画面が表示されます。

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 google翻訳をすると、

 この機能はCDドライブの容量を検出します。

 キャッシュサイズがわからない場合、リッピングの再試行はCDではなくキャッシュから配信されるため、

 読み取りキャッシュのサイズは安全なリッピングにとって重要です。

 検出には1分もかかりません。検出中に他のプログラム(メディアプレーヤーを含む)が

 実行されていないことを確認してください。

 オーディオCD(傷のないもの)を挿入して、〔OK〕をクリックして開始してください。

 上記の様に訳される。

 指示に通りに従い、傷のないCDをセット、この時に他のソフトを起動しているのであれば、

 全て終了し、OKをクリック。

 成功すると以下の様な画面が表示されるので、OKをクリック。緑枠内の値が自動で変更される。

f:id:knke09:20190909142423p:plain

 キャッシュを算出されない場合は以下の様な画面が表示される。

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 google翻訳をすると、

 測定された不整合値(キャッシュされないか、傷のあるCDが使用された可能性があります)では、

 キャッシュサイズを検出できません。

 上記の様に訳される。

 この時Drive Read Cachの値が算出されない場合などは、公式サイトでは1024 KBのままを

 推奨としている。

 試しに何度か試してみたが、算出された値が毎回違っているため、正しい値が判断できない。

  * Drive Read Cachの値を1024KBとする。

 

C2 Error Pointers 

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 使用している光学ドライブにC2エラーポインターの機能の確認及び設定となる。

 この時に必要になるものが、永久に使用しないCD(不要なCD)に対して、緑の線部分を1cmとし、

 一部分三角形で黒く塗りつぶしたものが必要となる。(以下の図参考)

 

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 光学ドライブに上記の様なCDをセットし、緑枠内のf:id:knke09:20190909220755p:plainをクリック。

 クリック後、下記の様な画面が表示される。

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 google翻訳をすると、

 この機能は、C2エラーポインターを提供するCDドライバーの機能を検出します。

 (C2エラーポイントは、読み取りエラーがあったときはdBpowerampに通知します)

 検出には数分かかる場合があります。傷の多いオーディオCDを挿入し、

 〔OK〕をクリックして開始してください。

 上記の様に訳される。

 OKをクリックする。検出完了後、以下の様な画面が表示される。

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 表示された部分をgoogle翻訳すると、

 C2エラーポインターが検出され、使用されます。

 上記の様に訳される。

 赤枠のOKをクリックする。検出完了後、緑枠内の部分に自動的にチェックが入る。

 この時にC2エラーポインターの有無が判明するので、Ultra Secureの設定値等を入力する時に参考にする。

  * 自動でチェックが入ったものに従う。 

 

Secure Rip Abort 

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・After Unrecoverable Flames(回復不能なフレーム後)

 例 1frame の設定では、回復できないフレームが1frame発生した後に、リッピングを中止する。 

 値は変更せずに初期値のままとする。

  * After Unrecoverable Flames → 1 frame

 

・ When Have to Re-Rip(再リッピングが必要な場合)

 例 100 frameの設定では、再リッピングが100frame発生した後に、リッピングを中止する。

 値は変更せずに初期値のままとする。

  * When Have to Re-Rip → 100 frame

 

・After Ripping a Track For(トラックのリッピング後)

 例 10 minutesの設定では、トラックのリッピングを開始後、

 10分でも終わらない場合、リッピングを中止する。

 値は変更せずに初期値のままとする。

  * After Ripping a Track For → 10 minutes 

 

Interpolate Unrecoverable Frames 他 

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・Interpolate Unrecoverable Frames

 リッピング時に発見された、読込ができない部分をdBpowerampでの補間の有無。

 CDの傷等の影響により、視聴時にクリックなどが聞こえる部分をdBpowerampで補間させ修正させる。

 色々調べたところ、C2エラーポインターにチェックが入っている場合は、

 チェックをつけないほうが良いらしい。

 又、CDの傷等が多い場合リッピング時に大量のドロップアウトが発生するらしい。

 公式サイトでは、ほとんどの光学ドライブは自己補間を実装しているので、必須ではないとのこと。

  * チェックはつけない。

 

・Mark Track as Error if Insecure

 エラーが発生したトラックをマーク。

  * チェックをつける。

 

・Cancel Disc Ripping After Any Insecure Track

 安全ではないトラックのリッピングを開始する場合、リッピングそのものを中止する。

 (例 トラックそのものが破損していたりすると、中止する)

  * チェックをつける。

 

Secure Extraction Log 

 リッピング後のログの表示に関する項目である。

・Report Contents

 f:id:knke09:20190622202309p:plainをクリックすると幾つか選択できるが、他の項目でログを表示させてみたが、

 変化がわからない。

  * 変更はしない。

 

・Write To File

 チェックを入れると、テキスト形式でログが抽出される。

 チェックを入れた後に、Log Filenameの変更が可能となる。

  * チェックはつけない。

 

・ Add To Information Log(shown after ripping)

 チェックを入れると、リッピング完了後にログが表示される。

 但し、この部分のみのチェックでは表示されるわけではない。

 CD Ripperを開いた時の画面上部のf:id:knke09:20190909234005p:plainをクリック、以下の画面を表示させる。

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 緑枠内の After Ripping → Display Information Log にチェックを入れなければ、

 リッピング完了後にログを表示させることができない。

 どちらか一方にチェックが入っていないだけで、ログを表示させることができない。

 表示させる場合は、

  ・Add To information Log(shown after ripping)

  ・Display Information Log

 上記二箇所にチェックを入れる必要がある。

  * チェックはつけない。

 

 

 

 

次 → 準備中

 

 

 

dBpoweramp CD Ripper 設定 4-画面上部の設定( CD Ripper Options )

個人的に記録として残しているものです。

万が一、参考にされる方がいらっしゃる場合は、自己責任でお願い致します。

 

・CD Ripper Options の設定

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今回はCDをハイレゾになるようにリッピング(アップサンプリング)を行う。

 

 ・Ripping Method

 リッピングの方法の設定になる。

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◯ Burst (Fastest Ripping, no Error Recovery)

リッピングの速さを優先するモード。エラーのリカバリーは行わない。

◯ Secure (Recover Errors)

リッピング時のエラーのリカバリーを行うモード。Burstと比較すると、リッピング時間は長くなる。

◯ Defective by Design (non-stabdard CDs)

コピーコントロールCDリッピングする時に使用するモードらしい。このモードを使用する場合は、横のsettingsでの設定が必要となる。実際に試したことはないので、わかりません。

 

今回はSecure (Recover Errors)を選択する。Secure Settingsについては、次の記事を参照。

  

 AccurateRip

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AccurateRipの設定となる。

◯ Query Ripping Results with AccurateRip

AccurateRipを利用して、リッピング結果を照会する設定。チェックを入れることで、照会が可能となる。

チェックを入れる。

◯ Cross-Pressing Verification

CD製造時、マスターを元にCDが製造されていくが、製造元ごとで、製造方法が多少異なる。その部分を考慮して、AccurateRipで調べる。チェックを入れると、リッピング時の正確性が高くなる。

チェックを入れる。

 

 Tags & Filenames

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◯ Meta Data & ID Tag

Optionsをクリックするとタグ等の設定画面が表示される。タグの設定、アルバムアートのサイズの設定等も可能である。お好みで設定。

◯ File Name Restricted Characters

setをクリックすると、リッピング時のファイル名にできない文字の置換の設定が可能である。お好みで設定。

◯ When Ripping リッピング完了後のフォルダの操作らしい。Rip to '._' files, rename album at end 以外の選択も試してみたが、違いがわからない。

Rip to '._' files, rename album at endのままとする。

 

 CD ROM

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◯ Drive

接続されている光学ドライブが表示される。(CDを挿入していなければ表示されない。)

◯ After Rip

リッピング終了後の動作を選択する。f:id:knke09:20190622202309p:plainをクリックすると以下の画面が表示されるので、お好みで選択。

◯ Ripping Speed

薄くなっているので、設定の仕様がない。

◯ Spin-up Time

リッピング時にある程度のスピードがないと認識されいない光学ドライブを使用している場合設定するらしい。昔の光学ドライブだと設定が必要そうだが、最近のドライブでは必要はないと思えるのでそのまま。

◯ Spin-down After

薄くなっているので、設定の仕様が無い。

◯ Sample Offset

自動的に数値が反映される。

◯ Read into Lead-in or Lead-out

リードイン、アウトを読み込むことができる光学ドライブであればチェックを入れる。

◯ Prevent Detection of Hidden First Track

HTOA(隠しトラック)の検出の有無。1曲目より前にHTOAがあるCDが存在する。(ファンへのサプライズ等で)チェックを入れるとHTOAを検出しない様にする。

チェックは外したまま。

設定が完了すれば、一番下のOKをクリックする。

 

次 → dBpoweramp CD Ripper 設定 5-画面上部の設定( Secure Ripper Options )

knkehknkmt.hatenablog.com

 

 

 

 

dBpoweramp CD Ripper 設定 2-画面下部分の設定( Profile 〜 CD Drive )

個人的に記録として残しているものです。

万が一、参考にされる方がいらっしゃる場合は、自己責任でお願い致します。

 

・画面下部分の設定

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 ・Profile

初期値では(defalut)となっている。設定内容を登録することができる。

f:id:knke09:20190623224936p:plain

 緑の枠内のf:id:knke09:20190622202309p:plainを選択すると以下の様な画面が表示される。 

f:id:knke09:20190623230133p:plain

表示された内容の中には、(default)以外に[Create Profile][Delete Profile]が表示される。(画像にはmainも表示されているが、個人で登録を行ったもの。)

設定した内容を登録する又は、新たな設定を作成する場合は[Create Profile]、削除する場合は[Delete Profile]を選択する。

登録又は新たな設定 [Create Profile]を選ぶと、

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上記の様な画面が表示されるので、〈type profile name〉の欄に任意の名前を入力。

その下の部分の、Copy settings from profile:(default)の横のチェックを入れると(default)の状態で設定したものをコピーして登録することができる。チェックを入れずに登録すると未設定状態のものが作成される。今回はtestという名前で試しに登録する。

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上記の様に名前を入力後、Createをクリックすると登録が完了する。(仮にtestの状態でCreateを選択すると、Copy settings from profile:test となり、新たな名前でtestの設定をコピーすることができる。ドライブごと、拡張子ごとで設定を変更する際は、予め登録しておけば、態々設定のし直しは不要である。)

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上記の様に、Profileの欄が先ほど入力した名前(今回はtest)になっていれば、登録完了となる。(f:id:knke09:20190622202309p:plainを再度選択すると項目に上記の様に登録した名前が追加されている。)

 

削除 今回は先ほど作成したtestを削除する。Profileがtest(削除したい設定の名前)を選択した状態で[Delete Profile]を選択。

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すると、上記の様な画面が表示されるので、(赤枠内がtest(削除したい設定の名前)になっていることを確認)Yesをクリックすると登録した内容の削除ができる。(一度削除した内容は復元させることができない。)削除後は以下の様に、testの名前が消えている。

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 ・Rip to

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リッピング時の拡張子の選択になる。緑の枠内のf:id:knke09:20190622202309p:plainを選択すると以下の様な画面が表示される。今回はWaveでリッピングを行う為、Waveを選択。

f:id:knke09:20190624221247p:plain 

 ・Path

保存先の選択になる。緑枠内のf:id:knke09:20190623183119p:plain若しくはf:id:knke09:20190623182633p:plainを選択すると保存先の変更ができる。後から任意のフォルダへ移動する為、Desktopのままとする。

f:id:knke09:20190624221423p:plain

 

 ・Naming

リッピング完了後のファイル名の選択になる。緑枠内のf:id:knke09:20190622202309p:plain若しくはf:id:knke09:20190623182633p:plainを選択すると変更ができる。後から任意の名前へ変更するのでこのままとする。

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 ・CD Drive

光学ドライブの選択になる。パソコンに接続すれば自動的に反映される。画面上ではCDが挿入されていない為、[No disc inserted]と表示されている。挿入後は自動的にドライブ名が反映される。

《CD挿入前》

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《CD挿入後》以下の様に緑の枠内が変更する。

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disk2 [PIONEER - BD-RW BDR-XD... の部分は使用している光学ドライブ種類によって変わる。

 

次 ↓dBpoweramp CD Ripper 設定 3-画面下部分の設定( Encoder ) 

knkehknkmt.hatenablog.com

 

dBpoweramp CD Ripper 設定 3-画面下部分の設定( Encoder )

個人的に記録として残しているものです。

万が一、参考にされる方がいらっしゃる場合は、自己責任でお願い致します。

 

・画面下部分の設定

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今回はCDをハイレゾになるようにリッピング(アップサンプリング)を行う。

ハイレゾの定義については、↓過去記事を参照。

knkehknkmt.hatenablog.com

 ・Bit depth

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量子化の設定となる。緑の枠内のf:id:knke09:20190622202309p:plainを選択すると以下の様な画面が表示される。 

f:id:knke09:20190625215506p:plain

選択肢より 24 bit(DVD) を選択。

 

 Sample rate

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サンプリングの設定となる。緑の枠内のf:id:knke09:20190622202309p:plainを選択すると以下の様な画面が表示される。

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選択肢より 96 KHz(DVD) を選択。

 

 Channels

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チャンネル数の設定となる。緑の枠内のf:id:knke09:20190622202309p:plainを選択すると以下の様な画面が表示される。環境によっては変更しても良いのかもしれない。

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変更はせず、 as source のままとする。

as source は変換元(CD)と同じにする設定となる。(5.1 surround だと6つのスピーカーを使用し、視聴者を取り囲む様に配置、音楽、音声を再生する環境。ホームシアター等が該当する。)

以上の設定でCDをリッピング(アップサンプリング)すると、定義上はハイレゾとなる。

 

次 → ↓dBpoweramp CD Ripper 設定 4-画面上部の設定( CD Ripper Options ) 

knkehknkmt.hatenablog.com

 

 

dBpoweramp CD Ripper 設定 1-はじめに(ハイレゾの定義)

個人的に記録として残しているものです。

万が一、参考にされる方がいらっしゃる場合は、自己責任でお願い致します。

 

ハイレゾの定義とは

 ハイレゾリューションオーディオ(High-Resolution Audio)略してハイレゾ

 JEITAが発表したスペックとしては、CDスペックを超えるディジタルオーディオが望ましいとされる。

 

 具体的なスペックは、

 CDのフォーマット

  44.1kHzサンプリング、16bit量子化

 DVD等のフォーマット

  48kHzサンプリング、16bit量子化

 上記のスペックを超えていることが望ましい、となっている。

  JEITAが発表したものに対して、日本オーディオ協会が求めているスペックは、

  96kHzサンプリング・24bit量子化 となっている。

 

 又、日本オーディオ協会は「デジタル信号に関わること」として

  録音フォーマット

   FLAC 又 WAV ファイル 96kHz /24bitが可能であること。

  ファイル再生

   FLAC /WAVファイル96kHz /24bitに対応可能であること。

 等を求めている。

 

以上より、リッピング時は 96kHz・24bit とすれば、ハイレゾとなる。

 

次 ↓dBpoweramp CD Ripper 設定 2-画面下部分の設定( Profile 〜 CD Drive )

 

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